ルドゥーテのバラ Redoute |輸入雑貨の専門店 e木楽館

マリー・アントワネット、ジョゼフィーヌに仕えた宮廷画家 「ルドゥーテ」

『 花のラファエロ 』 『 バラのレンブラント 』 とも称賛される天才画家

皆さんは、ルドゥーテ Redoute という方を、ご存知ですか?

ルドゥーテのバラ・・・とは?

 

ルドゥーテのバラ

 

ルドゥーテの花は、
ただ写実的に描かれているだけの様に見えるのに、
なぜ多くの人々を惹きつけるのか・・・。

それは、
ルドゥーテが、
自然の花を慈しみ深く理解し、
それぞれの種の理想の姿を描こうとしたからだと思うのです。

ただし、
理想の姿を描くことほど難しいことはありません。

例えば、
レオナルド・ダ・ヴィンチはモナリザを一生涯描き続けたと言い伝えられているように、
理想の姿は
そう易々と描けるものではないのです。

花を観察し、その美しい姿を忠実に描き写すのも、そんなに簡単なことではないでしょう。
しかし、どれほど正確無比に描かれていようと、必ずしもそれに惹かれるとは限らないのです。

実在するものの、こよない理想の姿を追求すればするほど、
実在するものから次第に離れ、
空想(ファンタジー)や想像(イマジネーション)の領域のものとなります。

そこには創造(クリエーション)があり、
創造無くして理想の姿は描けません。

そうして、
ルドゥーテの花は、
理想の姿を描こうとして現実の花を超え、
創造されたアートそのものの、
人々の心を捉えて離さない、
まさに超現実的な花のイコンになったのです。

 

ルドゥーテ

 

ボタニカル・アート (植物画) の頂点をきわめ、
『 花のラファエロ 』 『 バラのレンブラント 』 とも称賛される天才画家 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ [ Pierre-Joseph Redouté ] は、
1759年に現在のベルギー南東部 リュクサンブール州の町サン・ユベール(サン・チュベール)で、
三人兄弟の次男として生まれました。

13才よりフランドルに画家修行の旅に出たルドゥーテは、
当時、大変な評判を得ていた「花の画家」ホイスムの作品に出会い、
画家として花の絵を描くという新しい世界に惹かれてゆくこととなりました。

やがて23才になったルドゥーテは、
舞台装置や装飾画の仕事をしていた長兄のもとで働くため、 パリに移り住むことになりましたが、
その仕事の合間をみては、珍しい花を求めて王立植物園に足繁く通い、
花々を描くことに情熱を傾けてゆきました。

その王立植物園で、
後のルドゥーテにボタニカル・アーティストとしての道を開かせることになる植物学者 レリティエ と運命的な出会いをし、
植物図譜制作の仕事に携わってゆきます。

すぐにその実力を認められたルドゥーテは、
レリティエの推薦によって、ルイ16世王妃マリー・アントワネットの博物蒐集室付画家となり、
フランス革命をはさんで、
さらにナポレオン皇妃ジョゼフィーヌからも、熱烈で惜しみない後援を受けました。

特に忘れてはならないのは、
バラ栽培に情熱を燃やし 『 近代バラの母 』 とも呼ばれているジョゼフィーヌが、
世界中からマルメゾン宮殿に集めたバラをルドゥーテに描かせたことです。
そうして誕生したのが、
ルドゥーテの代表作ともいえる 『 バラ図譜 』 [ Les Roses ]  (1817-24年) でした。

その後、王立植物園付属自然史博物館の専任植物画家に任命されたルドゥーテは、
ますます名声を得るようになり、
王侯貴族や著名人も、ルドゥーテを招いて、公開授業や個人教授を望むようになりました。
ことに上流の貴婦人達からは絶大な人気を集め、
「 パリ中のすべての女性が、ルドゥーテの生徒か信奉者だ 」 といわれた程でした。

この時期には、
『 ユリ科植物図譜 』 [ Les Liliacées ]  (1802-16年)、
『 美花選 』 [ Choix des plus belles fleurs ]  (1827-33年) など、
彼の代表作が次々と制作され、
まさしく、名実ともに、『 花の宮廷画家 』 ルドゥーテの絶頂期となってゆきました。

ちなみに、ルドゥーテは、
彼の天賦の画力によって認められているだけではなく、
彼が駆使した独特の点刻彫版(スティップル・エングレーヴィング)多色刷り銅版画技法によって、
従来の植物図譜版画から輪郭線を可能な限り排除し、 きめ細かな色彩の濃淡によって自然な花々の美しさを表現するという、
画期的な手法を確立したことも、
ボタニカル・アート史上における大きな功績として、高く評価されています。

81年の生涯を通じて、
かたくななまでに花だけを描き続けたルドゥーテの芸術は、
彼の花に対する深い愛情が反映されているからこそ、
時代を超えて人々の心を魅了し続けているのです。

※ スティップル・エングレーヴィング [ stipple engraving ] (点刻彫版法) は、
点の集合で陰影を表現する彫版法で、
非常に高度な技術と労力と経験を要する銅版画技法ですが、
それによって、銅版画特有の硬い輪郭線を排除し作図することができます。
ルドゥーテの版画作品は、
その無数の点を刻んだ銅版で多色刷りされ、更に、手彩色で仕上げるという、
途方もない手間をかけて制作されています。(コノサーズ コレクションより)

 


 

ルドゥーテ展示会

ルドゥーテは全国各地の美術館やギャラリーで展示会が開かれています。

全国の多くのファンに愛されています。

 

ルドゥーテ ショップ e木楽館

ルドゥーテのバラをお部屋に飾りませんか?

ルドゥーテのショップはこちら


投稿者: kirakukan1001

輸入家具・輸入雑貨のお店を運営して約30年になります。 創業は100年の三代目です。 輸入インテリアが大好きで、インテリアコーディネイトやプランナーもしていますので、お気軽にご相談下さい。